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断熱材選びは家の寿命を左右する!

2019年11月24日

四季のある日本では夏や冬などの暑さと寒さの両極端の厳しい季節を乗り切ることが求められます。特に地球温暖化の影響で夏場はより過酷な暑さに、冬場は極端な寒さに遭遇する機会が増加しつつある現代にあっては、家の内部で快適に身体の調子を崩すことなく生活するために、断熱材選びの重要性は増しています。

家の中にいながら健康に影響を与えるリスクのひとつにカビを指摘することができます。カビ自体がアレルギー反応を引き起こすばかりでなく、繁殖のために放出する胞子は呼吸器官に入り込むと肺炎症状などの重篤な事態に発展するリスクを抱えています。冬場に結露が多く発生する環境では、断熱性能に問題を抱えている可能性があります。しかし断熱材選びは、結露などの問題にとどまらず、家の寿命に大きな影響を与えることがあることが知られています。

日本の木造住宅の耐用年数が30年程度と欧州などに比較して、短いのは断熱材選びが関係しているともされています。それでは長持ちさせるための断熱性能を発揮させるための素材選びには、どのような点に注意をはらうべきなのか。

元来日本の木造住宅は素材の性質上、腐りやすい性質をもっています。家が腐りやすいのは屋内と屋外の温度差が大きく壁体内部にまでも結露が発生してしまい腐食が進行するからです。こうなると屋内と屋外の温度差を可能な限り小さくするのが、断熱材の性能には要求されると考えることが出来ます。この断熱性能を客観的に表す指標に、熱伝導率があります。

熱伝導率とは壁面の両側に1度の温度差があるときに、1秒間でどれほどの熱量が移動するのかを表したもので、この数値が小さきほど断熱性能にすぐれていることになります。
しかし熱伝導率と並んで断熱性能を規定するのは、壁在のなかにどれほど空気を取り込んでいるかの点にあります。二重ガラスが断熱性に優れているのは、ガラスの間に空気の層を有しているからです。熱伝導率と空気層を抱える点では、グラスウールやセルロースファイバーなどの繊維系素材や、EPS(発布スチロール)やウレタンフォームなどが断熱材の候補にあがってきます。ただし火事発生時の安全を考慮する必要があります。この点ではウレタンフォームは燃えると有害ガスを発生するリスクがあり、EPSは熱に弱い特徴をもっています。

繊維系素材のグラスウールは湿度に非常に弱いので、高温多湿な日本では不向きといえます。そこでおすすめの断熱材は、セルロースファイバーやロックファイバーなどに落ち着くとかんがえることが出来るでしょう。