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庭って本当に必要ですか?

2020年01月28日

賃貸マンションでは庭付きというのはほとんど考えることが出来ません。大規模のタワーマンションなどの高給物件では敷地内に緑地帯が設けられていたり、屋上に庭園が設けられていますがいずれも例外的事例と言えます。このような現実もあって、一軒家のマイホームを購入するときには是非、庭のある家を選びたいとのニーズが強いのは事実です。しかしなかには庭付き物件を購入して後悔するという方もいらっしゃいます。家の一角に緑や鉢植えなどが配置されていれば、我が家に居ながらオアシスを眺めるかのようで心も和むかもしれませんが、実際のところはどうなのか、そのメリットとデメリットを検討してみましょう。

まずマイホームにある程度の広さの庭があると、ガーデニングや野菜菜園などの栽培を実践できる点があります。ガーデニングで彩りある風景を楽しんだり、自宅菜園でとれたての新鮮な野菜が食卓に上ることで豊かな食生活も実践できます。夏場になればバーベキューを楽しめることも。わざわざキャンプ場などの人が込み合うレジャー施設に足を運ぶまでもなく、自宅でいつでも気軽にバーベキューを堪能できるのもメリットと言えます。

ところが実際にはデメリットを感じている方も多いのも事実です。かりに庭に樹木や鉢植えを置くと雑草が生えてきて、雑草狩りに日々追われるなどの手間は無視できない負担です。手間になるからといって雑草などを放置していると、雑草だけでなく灌木までも生えてきたり、害虫が繁殖する事態も想定する必要があります。害虫といっても見た目に気持ち悪いだけでなく、人間を毒針でさす虫がいたり、かぶれたりなど健康被害を蒙ることも珍しくありません。とりわけ子供の場合は害虫にさされると、深刻な炎症を引き起こすことがあります。

子供の安全をはかるために除草剤などを撒くのも、やはり子供があやまって吸い込んでしまうなどのリスクも懸念されます。放置すれば雑草まみれ、除草剤は子供などのいる家庭では健康被害のリスクも。そうなると毎日のように庭に出て草刈りなどの手入れに時間を取られることになってしまいます。お住まいの管理や手入れにいつでも時間をさける方ばかりとは限らないので、実際に庭を一軒家に持つことにはかなりの負担が伴うものと覚悟する必要があります。年齢をかさねて自分で十分な管理を果たせない場合は、伐採業者などに依頼せざるを得ないこともふまえると、設けるにしても広さは十分考慮する必要があります。