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太陽光発電って本当にお得になるの?

2020年03月03日

東日本大震災以降の長期の原子力発電所の稼働停止状態や、全世界規模での気候変動への取り組みの一環として、日本国内においても再生可能エネルギー利用のさらなる活用と普及へと、政策がかじをとったこともあり、爆発的な勢いで太陽光発電システムは普及するに至りました。

政府は原子力発電をベースロード電源のひとつに位置づける一方で、再生可能エネルギーのさらなる普及に努めていますが、太陽光発電に対する売電価格は長期的に低落傾向が継続しています。それではマイホームの屋根にソーラーパネルを設置するなどして太陽光発電システムを設置することには、現時点においてもなお選択するべきなのか、メリットとデメリットを比較検討してみましょう。

まずマイホームの屋根などにソーラーパネル設置により太陽光発電システムを導入するメリットから。太陽光を活用して発電できるので、発電分を家電使用などに回すことで光熱費を削減できます。利用しても使い切れない電気量は、電力会社に売電することで場合によっては収益を期待することが出来ます。確かに売電価格は凋落傾向にあるのは確かですが、設置時の売電価格で固定されるので一定の売電収入を事前にシミュレートすることは可能になっています。また以前は設置費用が高額でしたが、ソーラーパネルのコストダウンにより10年前に比較すると7割ほどの価格になっています。

そしてソーラーパネルなどの設備を設置するのに対して、市区町村などの補助金が用意されている場合があります。国からの補助金は2014年に廃止されましたが、市区町村などの自治体ごとに現在においても補助金事業を展開している自治体では交付を受けることが可能になっているのもコスト面でメリットです。太陽光発電設備に加えて蓄電池などにも補助金事業は展開されていることもあるので、設置する自治体の担当者に確認することをオススメします。

一方で太陽光発電にはデメリットの部分もあります。発電量は天候に左右されるので、収益を安定させること難しく、発電量を予測するのが難しい点があります。設置して実際に得するか否かは、専門業者にシミュレーションしてもらわないとわからないのが現状です。業者の見積もりで聞くのが難しいと思う方は、インターネットの一括見積サイトのシミュレーターを利用する方法があります。詳細な結果は難しいですが、インターネット上の一括見積サイトのシミュレーターの活用で、ある程度の見通しを持つことが出来るはずです。